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農本総合研究所

「農は国の本なるぞ」 日本における古くからの格言です。そして間違いなく真理であると確信しています。

かつて国民のほとんどが農民であった江戸の時代。人口100万人という当時では過密都市であったにもかかわらず世界でも稀に見る清潔で美しい都市であったと聞いています。

その理由は...「農」を基本とする確実な循環が当たり前の生活としてなされていたからではないでしょうか。

明治維新後、世の中は急速に西洋化に進みましたが、その中において「農」を基本とする日本の伝統的文化はまだそれなりに守られてきたように思います。しかしながら太平洋戦争以後、それらもすべて捨て去りひたすら経済性追求の道へ、物質的な豊かさを得ることでこの国の存在性を示そうとしてきた。それだけ「敗戦」という出来事は重く、大きな負の歴史だったと思います。しかし、現実的にはもうその呪縛からは明らかに抜け出しているはず、でも走り出してしまったこの果ての無い物質的、経済的豊かさの追求...。どこかで行き先を変えなければなりません。そのどこかが、私たちは 「今」 だと考えます。遅すぎるかもしれません。だからなお 「やるなら今しかない!」 

農本総合研究所の役割

玄ノ里内における当研究所の担う役割は「農を基本に人が生きるための生活を営む」場の創造。一言で言えば「昔の暮らし」「田舎暮らし」とでも言うのでしょうか。昔は農家のことを「百姓」と呼んでいたと思います。今は「死語」に近いくらい耳にしません。

本来「百姓」とは全ての学問を網羅し、百の生きものに精通する大自然のプロフェッショナルを言います。何とか「百姓」の復活に努力してみたいと思っています。

*日常的な作業としては
・土づくり

「農」とは作物をつくることではなく、「土」をつくること。しっかりした「土」をつく れば「土」が「作物」をつくり、またその作物が成長の過程で「土」をつくる。生命の循環。自然界自らの重合複合生産です。

・資材づくり

土づくりに必要な資材をつくります。「農」において人が唯一お手伝いとして活躍できる分野です。利便性ばかりに頼らず、大自然の中にある溢れるほどの材料をいただき、しっかり手間をかけ、時間をかけ、仕上げていきます。

・水づくり

よき水はよき土をつくり、よき土はよき水をつくる」自然界において当たり前に営まれている工程です。

よき水は、大自然のふところで、研がれ、練られ、寝かされ、人や大自然に命を与えるエネルギーを持って流れだします。

しかし、環境破壊が進む今日では、「三尺流れれば水清し」といわれるほどの浄化力やエネルギーを持った水はになかなか触れることができません。

しかし、この「玄ノ里」には必要です。ここではその「よき水」を再現します。

・家畜との暮らし

ここ数年「自然農」「自然農法」という言葉をよく耳にします。これらの「農」こそ本来「家畜」抜きでは成り立たないはずです。

「家畜」とは人間の食用のための動物ではありません。「家畜」の「家」は「いえ」「畜」は「玄人素人」の「玄」に田んぼの「田」と書きます。つまり「家畜」とは、農を営む家にとって必要不可欠な「農のプロフェッショナル」であり「大切なパートナー」であるのです。

かつての日本では家畜を食するという行為はほとんどありませんでした。あっても病人の療養食であったり、その時々の必要性にかられたり、といった特別な理由、事情がない限り食することはなかったようです。しかし、戦後西洋化が進むにつれ、「農」も「農業」という工業的な見方が進み、化学肥料の出現や機械化に移行する中、今まで大切なパートナーだった「家畜」たちは用済みという烙印を押され挙句の果てにそのパートナーたちを食べ始めました。

昔から山に住む民は作物ができる期間が短かったり、環境条件が悪く出来が悪かったり様々な理由から生きるために山に狩に入る。それはひとつの文化であり、生活の知恵でもあったはずです。しかし、今は豊食の時代といわれるくらい食物があり余っている世の中、その中において、「家畜を食する」必要性があるのでしょうか?それに伴い環境、健康に与える影響も大変大きなものです。

例えば、「腐る」という字をよく見てください。「府」と「肉」です。この「府は五臓六腑の「腑」。消化器系を意味します。つまり肉は消化器系に入ると腐るということです。そのあたりは「マクロビオティック」の分野になりますのでここでは割愛しますが、近年、狂牛病に始まり、鶏インフルエンザ、豚インフルエンザなどがニュースになることが増えました。家畜の逆襲が始まったのではないか...とも思えなくもない。

玄ノ里ではそんな家畜たちを食するためではなく、彼ら本来の姿である「農のパートナー」として彼らの生き様を学び、彼らと大自然とのかかわりに触れ、ともに暮らすことで本当の「生活」を学ぶ。それを目的としています。

オリジナルアイテム

・バイオトイレ「里の厠」

「自分の糞も自分で始末できねえくせに偉そうなこと抜かすな」

こんな文句から始まったトイレづくり。今では自分たちの糞は自分たちで始末しています。

「里の厠」は微生物の働きにより排泄物をほとんど分解。従ってトイレの便槽内の量がほとんど増えないため内容物の引き出しは年に一度位です。

「里の厠」は機械式のものもあり、近隣の行政管轄の公園などに設置してもいますが、長いもので4年以上経ちますが今まで一度しか内容物を交換していません。しかもまったく悪臭がなく素手でつかんでも手に臭いがつかないくらいです。

現在、玄ノ里に設置した「里の厠」は機械式ではなく手動式。一日一回人力で攪拌します。

使用方法は、トイレで用を済ませたら、備え付けの微生物資材を振り掛けるだけです。内容物は当然堆肥としても使用できますが、引き出したものを二次処理にかけ、またトイレに戻します。

量はまったく変わらないので排泄物は完全に分解され、無くなってしまいます。それを繰り返すだけですので、容積的な分解率は限りなく100%に近くなります。

「里の厠」も使い始めて八ヶ月経ちますがまだ一度も内容物の交換はしていません。便層はまったく密閉はしていませんが臭いもほとんどありません。

かなり優れものです。

*生ごみゲンちゃん

実用新案・特許出願

実新 登録第3121182号
有機物減却再生装置

実新 登録第3135797号
可搬式生ゴミ保管容器及び可搬式生ゴミ処理容器

実新 登録第3134686号
可搬式生ゴミ処理袋

特願2007-145552
可搬式生ゴミ処理容器及び生ゴミによる堆肥の製造方法

特願2007-187544
有機物再生装置



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